~場面緘黙症だった管理人~ 保育園・幼稚園時代の体験談

場面緘黙症だった管理人の体験談

【保育園入園(3歳)】

3歳頃まではおしゃべりだったらしい

3歳以前の記憶と言えば今はほぼありませんので、母親や周りの大人から聞いた話しです。

どうやら私は3歳ごろまでは、とてもおしゃべりで、人懐っこい性格の女の子だったようです。

小さいころその話を聞いたのですが、あまり信じられませんでした。

 

 

保育園入園と同時に場面緘黙症になる

3歳過ぎたころ私は保育園に入園しました。

入園当時の記憶がほとんどないのでどんな気持ちだったのか分かりませんが、おそらく入園という環境の変化だったり、元々が繊細な気質だったことが重なり、場面緘黙症を発症したと思われます。

家族や極親しい友人以外の人と話が出来ない、家以外の場所でも話すことが難しくなりました。

別居のお婆ちゃんやお爺ちゃんとも話せなくなっていました。

 

 

先生に話しかけられず困る

信頼できる担任の先生であっても、自分から話しかけるという事が、当時の私にとってかなりハードルが高いことでした。

周りに人が多ければ多い程、発話することが難しかったです。

一番困ったのは、クラス単位で活動している時にトイレに行きたくなった時です。

「トイレ行きたい」 その一言が言えず、とにかく我慢していた記憶があります。

周りの人からしたら早く言えばいいのにと思われる事なんでしょうが、場面緘黙症になると、どうしても言えない心理状態に陥ってしまうのです。

自分では喋りたいのに何で喋れないのか分からず、集団生活が辛かったという記憶があります。

 

 

 

場面緘黙症が原因で無視される

ある日お友達と遊んでいて、「足踏まれたから謝ってよ」と言ってきた子がいました。

言葉で何か表現したくても、私は発話できず固まってしまいました。

するとそのお友達は、「謝らないなら一緒に遊ばないから」と言って私を無視しはじめました。

やっかいだったのは、周りのお友達にも私を無視するよう仕向けていたことです。

いわゆる “ボス“ と言われるような女の子で、その子に従わないと何かされるみたいな感じでした。

それから女の子達にはあまり相手にされなくなり、一人で遊んだり、男の子と遊ぶことが多かった記憶があります。

先生は気が付いていたのかは分かりませんが、いつも優しく接してくれていた事が救いでした。

 

 

 

【幼稚園入園(5歳)】

幼稚園入園でほっとした瞬間

これまで通っていた保育園とは関係のない幼稚園へ1年間通うことになります。

お友達もガラッと変わり、無視されるような事も無くなり、ほっとした記憶があります。

仲の良い友達も出来て、その子とは話が出来ていました。

もちろん場面緘黙症は相変わらずで発話出来ない場面も多かったのですが、保育園へ通っていた頃よりは、よほど楽しく過ごしていたと思います。

周りの子たちも穏やかだった印象があります。

 

 

 

なぜ保育園から幼稚園へ行ったのか

今ではあり得ませんが、当時は母親が働いていなくても保育園に入れてしまう時代でした。

長い時間預かってもらえるので私を保育園に入れたようですが、知り合いの薦めで、最後の1年だけ幼稚園に通わせたそうです。

そのお陰で私はかなり救われたので、良かったのかなと思います。

 

 

 

場面緘黙症になった原因ははっきり分からない

おそらく環境の変化や、元々の自分の気質などが合わさって場面緘黙症になったのかと思われますが、自分では当時の詳細は覚えていません。

特に何の対処もされず、それ以前に対処が必要であるという事さえ知られていなかったので、原因を突き止める事もしなかったのでしょう。

なので、はっきりとした原因はこれと分かりません。

当時は場面緘黙症という症状があることが知られていない時代でしたので、周りの大人も困惑していたことと思います。

周囲の人から見た私は、とても大人しい子、喋らない変わった子、という印象だったのだろうと思います。

 

 

 

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