~場面緘黙症だった管理人~ 小学校時代の体験談

場面緘黙症だった管理人の体験談

1~3年生頃まで

入学当時はとにかく緊張でした

幼稚園ではなかなか楽しく過ごしていましたが、小学校入学で環境が変わる事や、関わる人の人数も増えるという事でかなり緊張していたのを覚えています。

新しい環境が楽しみという気持ちは皆無でした。

場所見知りも酷くて、初めての空間に慣れるのにかなり時間がかかったし、場面緘黙症の症状も合わさって強いストレスを抱えながらの小学校生活スタートでした。

先生からの指示で発言しなくてはいけない場面では、必要最低限のことだけは何とか無理やり発言できていましたが、これが本当に嫌で仕方ありませんでした。

やりたくないとも言えないし、みんなやってるんだから私もちゃんとやらなきゃ、と必死でした。

 

 

仲良しの親友Aちゃんが出来る

小学校に入学して間もなく、たった一人ですが、場面緘黙症の私にも何でも話せるAちゃんという親友ができます。

毎日一緒に登下校しているうちに仲良くなったのですが、なぜかそのAちゃんとだけは緊張せず普通に話せました。

Aちゃんとは3年生になる頃まで毎日一緒に帰ったり、よく遊んでいました。

他の子だと場面緘黙症の症状が出てしまい、ほとんど話ができなかったので、リラックスして話せる友人ができた事が心強く、学校生活を楽しいものにしてくれました。

Aちゃんと居るとき私は【素】でいられたし、自分の持っているコミュニケーション能力は最大限発揮していたと思います。 

 

 

仲良しだったAちゃんとの間に亀裂

3年生になるとクラス替えがあり、Aちゃんには他にも仲良しのBちゃんという友人が出来ます。

たくさん友人ができるのは当たり前かもしれませんが、私にはこんなに話のできる友人が居なかったので、とても不安に思っていました。

私はAちゃんと2人の時は話せても、他の人が一緒に混ざって会話をするとなると場面緘黙症の症状が出てしまい、全く発言できずコミュニケーションが取れない状態でした。

Aちゃんは、そんな私に対して「この子は何で私以外とは喋らないんだろう」と、疑問に思い始めたようです。

Aちゃんは私を避けるようになり、Bちゃんと一緒に帰ったり遊んだりするようになってしまい、私はとてもショックを受けました。

 

 

Aちゃんが私を避けた理由

ずっと仲良くしていて何でも話せる関係だったからこそ、私はAちゃんに直接、なぜ私を避けるような事をするのか聞きました。

答えは、「他の子と話さないのはおかしい。他のみんなとも普通に話してよ。」でした。

私はまたAちゃんと仲良くなりたかったので必死でした。

Aちゃんや友人達との帰り道、会話に入らなきゃと、何か話さなきゃと・・・

当時の私は、"何とかしなきゃという心境になればなるほど動けなくなる"という事に気付いていなかったと思われます。

どれだけ頑張っても場面緘黙症の症状には勝てず、皆の輪に入ることが出来ず、結局Aちゃんと遊んだりすることも無くなってしまいました。

私は何で皆のように喋れないのだろう、と自分をかなり責めていたと思います。

対人関係にも恐怖を感じるようになってしまいました。

 

 

4~6年生頃まで

場面緘黙症の症状が原因でイジメに遭う

4年生の頃だったと思いますが、私が決まった人としか喋らない(喋れない)ことで、からかわれるようになりました。

よく言われたのが、「何で喋らないの?何か喋ってよ。」とか「あーって言ってみてよ。」と馬鹿にするような口調で言われていました。

女子グループには陰でコソコソ悪口を言われていました。

陰でというか、聞こえるように言っていたので、心が締め付けられる思いでした。

 

 

コミュニケーション能力が発揮出来ない

場面緘黙症であっても、コミュニケーション能力が著しく低いわけではありません。

少しでも緊張を感じる場面に遭遇すると、本来のコミュニケーション能力が発揮できず発言したくても出来ませんでした。

この頃も、家族や親しい友人とはコミュニケーションが取れていたし、家に友人が遊びに来た時はかなり喋っていたと思います。

普段それほど話せない子でも自分の家に来てもらった時だけは、そこそこ喋れていました。

逆に友人の家に行くと、友人の家族とはなかなかコミュニケーションが取れなっかたです。

 

 

少しづつ友人と話せるようになる

一部の人達からのイジメはあったものの、普通に話しかけてくれる子もいたし、自分からコミュニケーションの取れる友人も数名ですが出来ました。

女の子4人グループで、休み時間や放課後よく遊んでいました。

Aちゃんの時の様に、【素】が出せたわけではありませんが、そのグループの子たちとは少し話せました。

集団で活動することがとにかく苦手で苦痛でしたが、少しでも話せる友人がいて、面白い話などをして笑わせてくれた事はかなり救いでした。

 

 

小学校生活は楽しかった?

クラスでの活動はグループでの話し合いがあったり、何か発表をする場面があったりして、その度に、場面緘黙症だった私は精神的に辛い思いをしました。

コミュニケーションが上手く取れず、仲の良かった友人と離れるような事もありましたが、楽しく過ごせる友人が居たこともあります。

集団生活は苦手でしたが、授業自体は嫌いだった訳ではなく、好きな教科は楽しみながら学んでいました。

総合的に当時の自分の視点からすると、小学校生活はまあまあ楽しかったかなと思っています。

 

 

 

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コメント

  1. […] の事が原因で途中で交流しなくなりました。詳しくはこちらの体験談をご覧下さい。) […]

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