心の支えになった言葉と嫌な気持ちになった言葉
※初めに、場面緘黙症とは何か知りたい方はこちらのページをご覧ください。
今回は、私が場面緘黙症だった時に、人から言われた『心の支えになった言葉・嫌な気持ちになった言葉』を思い出してみました。
良い意味・悪い意味での両極から、心に刺さった言葉たちを紹介していきたいと思います。
場面緘黙症のお子さんと関わる方々へ、何かヒントになればと思います。
私の心の支えになった言葉
一緒にやろう・一緒に遊ぼう
私が周囲と打ち解けられない事を知っていても、この言葉をかけてくれるクラスメイトが居ました。
一緒に遊んでも楽しくないかもしれないのに、遊びに誘ってくれる子がいるということは、心の支えになっていました。
自分から誰かに話しかける事が出来なかった私にとって、誘ってもらう事はかなり嬉しいことでした。
凄いね
先生に褒められるのも嬉しかったですが、クラスのお友達に「凄い」と褒められることは更に嬉しかったのを覚えています。
普段、自分はダメだと思う気持ちが大きかったため、褒められることで認められているという気持ちになっていたと思います。
褒め言葉をもらうことは、かなり心の支えになっていました。
大丈夫ゆっくりで良いよ
クラスで一人ずつ前に出て発表をする時、なかなか発表が出来なかったり途中で詰まって言葉が出なくなってしまった時に先生が、「大丈夫だよ、ゆっくりで良いよ」と言って落ち着くのを待ってくれました。
それですぐにちゃんと話せるようになる訳ではありませんが、急かさず待ってもらえると、安心することができるので、この先生だったら話せるかもしれないと思うきっかけになりました。
嫌な気持ちになった言葉
喋ってみて
このシンプルな一言が、一番嫌な気持になった言葉です。
何も言葉が発せない場面の時に言われるとかなり辛くて、追い詰められている気分になりました。
この言葉を言われた場面は何回もありますが、回数を追うごとにトラウマのようになり、「自分はまた喋れない」と、とても落ち込みました。
何で喋らないの?
遠回しに喋りなさいと言われている気がして、これもプレッシャーを感じ嫌な気持ちになりました。
言葉のままの意味で聞かれたとしても、自分にもなぜ喋れないのか分からなかったので、非常に困りましたし返事が出来ませんでした。
他の子と喋らないのは変だ
これは、私が小学校時代に仲良くしていたお友達に言われた言葉です。
当時、何でもお話が出来た唯一の親友でしたが、私が他の人と話せないという事に疑問・おかしな子だと思い始め離れていきました。
仲良しの友達から言われてしまったので、かなり辛い気持ちでした。
聞こえません
発表しなければならない時など、周りに聞こえるような声を出すことが難しく、極小な声で発表すると、先生や周りの子に「聞こえない」と言われることがありました。
自分ではしっかり声を出したいと思っていたのですが、それが出来ない自分に落ち込んでばかりいました。
周りから「聞こえません」と言われてしまうと、私はまた出来なかったと更に落ち込みました。
心に刺さった言葉 まとめ
場面緘黙症のだった私の心の支えになった言葉は、他の子でも心の支えになる様な言葉ではありますが、その何気ない一言がかなり嬉しかったり安心する事ができました。
特に、「凄い」と褒められることというのは、周囲とお話が出来ないことで自信を無くしていた私にとって自身になりました。
また、周囲の人たちが、私がお話出来ないという問題に目を向けず、他の出来た事へ目が向くことが嬉しかったです。
言われて嫌だった言葉の一番は、「喋ってみて」と言われることでした。
男子にからかわれてよく、「『あ』って言ってみて」などと言われたりもしましたが、喋ることを強要されるのは特に辛いものでした。
私が場面緘黙症だった頃を思い返してみると、自分に対して言われた言葉により、普通の人よりも “ 倍嬉しく倍嫌な気持ちになる ” ような感じだったのではないかなと思いました。
場面緘黙症で辛い思いをしている方へ
私自身、場面緘黙症で傷付いたり辛い思いを沢山してきました。
ですが、自分の心にあるマイナスの感情を手放したり心を癒すことを学び、どんどん生きやすくなってきました。
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