場面緘黙症の子供は支援学級に入る?メリット・デメリットを経験からお伝えします!

教育関連

場面緘黙症の子は普通学級か特別支援学級か

 

※初めに、場面緘黙症について知りたい方はこちらのページをご覧ください。

 

場面緘黙症の子が小学校に入学する際、普通学級が良いか支援学級が良いのか迷われる親御さんも多いのではないでしょか。

私が子供の頃は、特に支援らしきことはしてもらえず普通学級で学んでいましたが、低学年の頃は特に大変でした。

学校側でもそれぞれ理解度が違ったり、症状の程度によってもどちらが良いか変わってくると思いますが、今回は私の独自の目線から、普通学級と支援学級のメリット・デメリットを考えてみました。

 

 

普通学級のメリット

●連帯感が養える

人数の多い教室で学ぶということは、それぞれ個性の違う色んな子たちと関わることになります。

みんなで一緒に学び励まし合うことで、少人数の場合より更に連帯感が養えるものではないでしょうか。

 

 

●話が出来る友達が見つかる

場面緘黙症の程度にもよるかと思いますが、私の場合は、「この子だったらお話出来そう」と思う子がクラスに1人位は居ました。

場合により少しでも発言が出来るようであれば、話ができるお友達が出来るかもしれません。

安心して話せる友達が1人でも出来れば、学校へ行くのも楽しくなります。

 

 

●色々な子の個性が見られる

当たり前のことですが、子供が30人居れば30人みんな違った性格をしています。

色々な考え方をする人が居るという事を知るだけでも勉強になると思います。

場面緘黙症の子は話さないけれど、周りの状況・人をよく観察しているんです。(私がそうでした)

私の場合は観察している中で、この子みたいになりたいという憧れを持ったりしていました。

 

 

普通学級のデメリット

●先生の対応が追い付かない

クラスの人数が増えるほど、先生が1人の児童を見られる時間が少なくなってしまいます。

場面緘黙症の子の、ちょっとした変化を見逃す可能性は増えると思われます。

補助の先生が居れば別ですが、担任の先生1人で場面緘黙症の子の支援をしてもらおうと思えば、かなり大変ですし、先生によってはあまり理解が得られないかもしれません。

 

 

●勉強が遅れる可能性がある

緘動を起こして動けなくなる事があれば、勉強どころではなくなる場合もあるでしょう。

その為、なかなか勉強に取り掛かれず、進みが遅れるかもしれません。

私には緘動は滅多にありませんでしたが、いつも周りの子がやり始めた事をしっかり確認しないと、自分のやるべき事に取り掛かることが出来ませんでした。

なので、授業で問題を解いたり、図工の作品を仕上げるのはとにかく時間がかかり、クラスで一番遅かったです。

 

 

●グループ活動で苦労する

私の場合は、グループで話し合う活動がとにかく嫌で嫌でたまりませんでした。

5~6人の少人数のグループであっても、全く話せなくなってしまう事が辛かったです。

本当は話し合いに参加したいけれど、声が出せないという辛い状態なので、グループ活動がある日は学校を休みたい気持ちでいっぱいでした。

 

 

支援学級のメリット

●先生の目が行き届く

支援学級は少人数になるので、普通学級に比べ先生からの支援も行き届くと思います。

支援が必要な子が通う学級なので、先生側からもどのような配慮が必要なのか調べてくれたり、その子の特徴に合わせて勉強を進めてもらえます。

 

 

●緊張感が少なくなる

大人数の前だと話せない子でも、人数が少なくなっただけで緊張感が減って話せるようになる可能性があります。

急に大人数の場でチャレンジするのではなく、緊張感が少ない教室で少しずつ慣らすということができます。

 

 

●担任の先生へ相談しやすい

普通学級ではクラスの人数も多いため、担任の先生も忙しそうだから・・・と相談しにくい事もありますが、支援学級の先生であれば気軽に相談できると思います。

私の娘が支援学級へ通っていますが(場面緘黙症ではありません)、連絡帳で毎日子供の様子を教えてくれて、学校と家庭の情報交換もよくしています。

連絡帳を使ったり、電話でも相談はしやすいと感じています。

 

 

支援学級のデメリット

●孤立する可能性がある

これは普通学級でも可能性は高いですが、少人数の学級ゆえにということもあります。

支援学級に通う子は、教科によって普通学級へ行ったりもしますので、その時によりクラスに居る人数も違いますし、学年もみんなバラバラだったりします。

支援学級の中で誰かと仲良くなれれば良いですが、そうでなければ孤立してしまう可能性があると思います。

 

 

●普通学級の子に理解が得られない

1日中支援学級で過ごしていると、普通学級の子とあまり関わることがないかもしれません。

ですが、だんだんと普通学級でも学べるようになってくれば、場面緘黙症への周囲の理解が必要になってくると思います。

事前に理解を促すことをしてもらえば良いですが、急には理解が得られず、周りの子も戸惑ったり、からかわれたりするかもしれません。

 

 

まとめ

今回は私独自の目線から、普通学級・支援学級へ通うメリット・デメリットを考えてみましたが、いかがでしたか?

どちらを選ぶにせよ、一番大事なのはお子さんの意見ではないかと私は考えます。

ちなみに簡単には変えられないかもしれませんが、途中から支援学級に変更したらお子さんが学校を楽しめるようになったという意見がネット上に多数ありました。

普通学級で大丈夫だったという意見ももちろんありました。

親としては普通学級へ通わせたいとか、色々心配はあると思いますが、お子さんが通いたいと思う方を選んで良いと思います。

この学級で大丈夫か?はお子さんに決めさせてあげて欲しいです。

ぜひ、楽しい学校生活を送ってもらいたいですね。

 

 

 

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