場面緘黙症を引きずり、大人になって困ったこと

場面緘黙症だった管理人の体験談

大人になってから困った事について

 

初めに、場面緘黙症について知りたいかたは、場面緘黙症とはいったいなにかのページをご覧ください。

 

 

私は特に小学・中学生の頃、場面緘黙症の症状が強く出ていました。

大人になるまで特別な対処はしてきませんでしたが、大人になるに連れて外で話せることも増えてきました。

ですが、時と場合によりフラッシュバックのように症状が出てしまったり、周囲と上手く関われない事も多くありました。

今回は私が大人になってから困っていた事を紹介していきたいと思います。

 

職場で困っていた事

電話になかなか出られない

初めて就いたのが事務職だったので、電話応対も求められました。

大人になってからも人と話している所を聞かれる事が苦手だったのと、初めての事で恐怖もあり、電話に出られるようになるまでとても苦労しました。

早く慣れなくては・・・また先輩に取らせてしまった・・・などのプレッシャーを感じながら毎日過ごしていました。

今となっては電話も慣れましたが、出る時に心の中で「せ~の」という掛け声が必要な時があったりします。

 

 

伝えるべき事が言えない

例えば「ここの書類持っていったの誰?」という職場内の人の声掛けに、「私です」と咄嗟に答えられず、後でコッソリ戻したりしていました。

特に大勢の人がいる前だと自分から声を出したり自己主張など出来なかったので、この様な事が時々ありました。

「私が持っています」と言えば良いだけなのに、それが出来ない時は、追い詰められているような気分でした。

伝えるべき事・報告が上手く出来ず、後で困ることはけっこうあったと思います。

 

 

雑談の輪に入れない

休憩時間に職場の人と話そうとも、当たり障りのない事くらいしか話せず、しかもほぼ相手発信です。

話せる仲間もいましたが、上手く話せたのはその人と1対1の時だけで、他の人が混ざった会話は私にはとても難しいことでした。

話しが振られたら答えるという事ぐらいで、あとは頷くくらい出来ませんでした。

職場の人と楽しく雑談してみたいと思っていた私にとって、出来ないことが辛い事でもありました。

 

 

 

プライベートで困っていた事

友達の友達と上手く話せない

私は、自分が話せる友人と以外は友達付き合いをしないようにしていました。

と言うか、自然とそうなっていました。

例え何でも話せる友達の友達であっても、上手に会話が出来ずに気まずい思いをしたことがあります。

この子が連れてきた友達だから上手く話さなきゃと思うのですが、そう思うほど上手くいかないものでした。

今でもこの様なシチュエーションは苦手です。

 

 

 

外食で注文すること

外食へ行った時の席に、ボタン(呼び鈴)が無いところの場合や、お寿司屋さんなどで店員さんに注文する場合の事です。

大きな声を出すのが苦手なので、いつも他の人に言わせてしまったり、一人の時は店員さんが近くに来るタイミングを見計らったりしていました。

席まで来てもらえば注文はスムーズですが、店員さんに話しかけるという所でつっかえてしまっていました。

こちらは今では克服しています。

 

 

 

売り込まれやすい

町でセールスの人に話しかけられる事ってあると思うのですが、当然初対面なわけで、初対面の人に話しかけられても上手く対処できませんでした。

この商品どうですか?と言われてもすぐに答えられず隙があるためか、どんどん商品説明などの話を進められてしまうこともありました。

買うつもりは無いのに申し訳ないなと思いながら聞き、最終的に「要らないです」と答えるまで時間がかかりました。

お互いに疲れると思うので、これは結構困っていました。

今では上手くかわすことが出来るようになしましたが。

 

 

 

大人になってから困った事まとめ

職場では特に、伝えるべき事が上手く伝えられなかったり、言葉が足りず上手く伝わっていなくて困るケースが多かったように思います。

雑談についてはずっと悩んでいた事でもありますし、今でも3人以上が集まると雑談は苦手です。

プライベートでは、特に売り込みの人に関わると、とにかく話が長引いてしまい困りました。

セールスマンからすれば、この人は聞いてくれる・押せば買ってくれそうだと思われていたのだと思います。

振り返ってみると、まだまだ完全に克服できていない所もありますが、そこは受け入れて自分にOKを出していきたいと思います!

 

 

 

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